欲しいものは造幣局

ずっと寂しかったんだ

221230 CIX 2nd WORLD TOUR Save me,Kill me IN SEOUL 初日の話

1ヶ月経ってようやく初日の話がまとまりました。

この間にCIXさんはヨーロッパツアーを完走。凄すぎる。お疲れ様でした;  ;

 

*セトリについては2日目の方で触れるので今回はネタバレなしです!

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12/30、15時半。私はコンサート会場の最寄駅である漢江鎮(ハンガンジン)駅にいた。ブルースクエアマスターカードホールを指す矢印を頼りに2.3分歩くと、そこにはホールとCIXさんの大きなポスターが横一面に広がっていた。

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しばらく目の前のCIXさんに釘付けになっていると、自分がわずかに頷き続けていることに気づいた。全身を使って目に焼き付けようとしているのか、落ち着かない自分を宥めようとしているのか。どちらにせよ、無意識に動いていたことがおかしくて1人で笑っていた。

 

今から数時間後、私はここで彼らのライブを観る。嘘みたいな話だと思っていたが、それはどうやら本当のようだった。

 

16時から始まる物販の列に並ぶ。すると左手には先ほどよりも大きなCIXさんの壁。これは凄いと写真に収めようとしたが、あまりにも大きくて初めは上手く枠内に収まらなかった。スマホの角度を変えながらもたもたしていると、スタッフの方からカイロを手渡された。物販列に並んでいる人たちにカイロを配っていたようで、外袋も回収してくれた。カイロはすでに持っていたが、嬉しいものは嬉しい。寒さも相まって厚意が沁みる。

f:id:amefuriskipsan:20230131002742j:image物販の列が進み、綺麗に全体を写せた1枚

 

グッズは比較的早めに買えた。欲しいものを全て買えて嬉しい。今回トレカはランダムではなく5枚セットで販売されていた。全員分手に入るのは本当にありがたいのだが、ランダムでもぜひ売って欲しい。めちゃくちゃ買うので。スローガンと一緒に写真を撮ってもらいたかったが、少しトラブルがあったのと(別ブログで書きます)日が落ちて少し暗くなっていたこともあり記念写真チャレンジは翌日に持ち越すことにした。

 

トラブルは無事解決した。急いで会場に戻り、チケット窓口へ向かう。テーマパークのチケット売り場みたいな窓口でパスポートと予約完了画面の控えを見せ、チケットを受け取る。自名義なので不安になる必要など何もないのだが、チケットが見つかるまでに少し時間がかかり冷や汗をかいた。

さて入場、と入口にいるお兄さんにチケットを見せると、手首には何も着けてないのかと聞かれた。なんのことだろうか。理解できていないことを察したお兄さんは奥にあるブースに行くよう案内してくれた。訳が分からないままブースでチケットとパスポートを見せて人混みから抜け出すと、手首には紙でできた水色のリストバンドが巻かれていた。

今回1階はスタンディングで、エリアごとA〜Dと区分けされていた。入場する際どの区域か分かりやすくするために、事前にこのリストバンドを見せる必要があったのだ。f:id:amefuriskipsan:20230131004248j:imageなかなか外れない

入場時に紙のスローガンをもらい、案内に沿って自分の区域と整理番号の待機エリアへ進む。寒空の下長時間待つのかと思いきや、建物に入り屋内で整列。助かる。そのうえロッカーも空いていたので、防寒具一式を預けることができた。非常に助かる。저기요,몇번이에요?と見知らぬ人に何度か尋ね、自分の待機場所に到着した。

 

開演1時間を切ったあたりで、スタッフの人から移動してくださいと声がかかる。そわそわしながら通路を進むと、突然視界が開けた。ツアータイトルが大きく映し出されたスクリーンに出迎えられる。先程同様しばらく眺めていたかったが、感慨にふける間もなく場所取りが始まる。花道沿いにするか舞台近くにするか迷ったが、後者を選択。4〜5列目の下手寄りに陣取った。花道沿いから見る景色もかなり良かったのではと少し惜しい気もするが、私が見た景色も手放し難いものだったのでこれで良かったのだと思う。

 

ストーリーにあげようとスマホを斜め上に向け、パーソナルスペースをなぞるように動画を撮る。撮った動画を確認して、韓国人女性の平均身長が日本と比べて数cm高いことを思い出した。もし何も見えなかったらという不安が一瞬よぎったが、CIXさんも長身揃いなので一切見えないということはないだろう。

 

20時を少し回った頃、スクリーンに映像が映し出された。あちこちから感嘆の声が漏れ出る。5人の姿が映し出された後、パッとツアータイトルが現れて音が消えた。その瞬間、息を合わせたかのように歓声が上がる。これから起こることへの期待が膨らんでいるのが分かった。しかしこの興奮もまた、数秒後には塗り替えられる。

可動式のモニタがそれぞれ左右に動くと、これまでの比ではないほどの歓声が会場に響いた。数拍置いて、私の場所からも確認できた。

CIXさんだ。

昨年8月の日本公演でも目の前で彼らが動いていることに驚いたが、私は今回も同じように驚いていた。完全に慣れることはこれからもないのだろう。

 

4月以降も続くであろうワールドツアーの初日。CIXさんの長くも短い旅がここから始まる。

 

冒頭にも書いた通り、詳しい公演内容については2日目ブログで触れようと思う。初日は前の人の頭やうちわで見えなかった部分があったり、初見セトリかつ近距離が故に気が動転したりしていたので、書けて7割が良いところだろう。ただ、特別で楽しかったということだけは覚えている。

 

公演が終わり、場内の人もまばらになったところでモニターの写真を撮った。さっきまでここにCIXさんがいたのだと思うと不思議な気持ちになった。

f:id:amefuriskipsan:20230131194416j:image深い青でとても綺麗だった

 

2時間45分ほど人混みの中で立ちっぱなしだったというのに、足取りは思いの外軽かった。筋肉痛になるのは明日だろうか。

体が疲弊するのを見越して2日目は2階席を取ってある。脚が痛くてもどうにかなるだろうし、今日見えなかったところもゆっくり観れるだろう。何より、この幸せな時間をもう一度味わえることが楽しみで仕方なかった。

 

前泊していたこともあり、ホステルには迷わず戻れた。シャワーを浴び、髪を乾かしてからコンビニで買ったラーメンを食べる。今日の記憶が簡単に上書きされてしまいそうだったので、CIXさんとは全く関係ない動画を観てから眠りについた。

 

 

2日目に続く